太田金山 樹木散歩

ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科
ツバキ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 高木 常緑 広葉 18m 2月

分布

沿海地に多く、山地にもあり、庭木にもされる。金龍寺周辺や金山城址の西城付近ほかに自生。

樹皮

樹皮は平坦で灰白色。地衣類が付いて緑のまだらになることがある。

葉柄は10~20mm、葉身は革質で5~12cmの楕円形、葉先は鋭尖頭、細かい鋸歯がある。主脈は表で凹、裏で凸。網状脈。

枝先の葉腋に1個開花する。花は赤、直径5~6cmで花弁は5個で長さ5~7cm。質は厚く、平開しない。雄しべは多数、花糸は合着して筒状。雌しべは1個。開花期は長い。

果実は蒴果で2~2.5cmの球形。褐色に熟すと裂開し、種子を出す。表面はつるつ。
名前

艶葉木(つやばき)が転嫁したとの説、刀剣の鍔に似ることから鍔木とする説がある。

メモ

メジロなどが花粉を運ぶ鳥媒花。花の中にくちばしを差し込み、花粉はクチバシの周辺に付着して運ばれる。

害虫チャドクガに注意。触れると激しく痒くなる。


ヤブツバキ樹皮
地衣類が付いて緑のまだらに
16/4/20
ヤブツバキ葉
葉身は革質で楕円形
14/11/21
ヤブツバキ花
花弁は5個
16/3/15
ヤブツバキ花
花糸は合着して筒状
16/2/5
 ヤブツバキ花
満開
16/4/4
落ち椿
落ち椿は花弁が上を向く
16/4/8
 
乙女椿
オトメツバキ(乙女椿)
16/3/25
ヤブツバキ実
若い実
16/4/29 
 ヤブツバキ実
直径4cm程の大きな実
16/7/28 
 

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