太田金山 野草散歩

ヤブツルアズキ(藪蔓小豆) マメ科
ササゲ属

タイプ 葉の付き方 花の色 花 期 茎の高さ
つる性1年草 互生 黄色 8~10月

分布 草地に生える。子供の国の野鳥の森などで見られる。
つる性。茎には黄褐色の毛がある
葉にも黄褐色の毛がある。葉は3小葉からなり、小葉は長さ3~10cmの狭卵形~卵形で浅く3裂するものもある。
花は黄色で長さ1.5~1.8cm。2個が合着して筒状になった竜骨弁はクルリとねじれ、左側の翼弁がかぶさっている。右側の翼弁は竜骨弁を抱くように突き出る。蛇口のような竜骨弁の先端から、雄しべとブラシのついた雌しべが飛び出す。この「ブラシ」の動きにより雄しべの花粉がふるい落とされ、ハチの背中に付く。また、ハチの背に他株の花粉が付いていたときには、飛び出した雌しべで他家受粉できる仕組み。こうすることで、雨や、花粉をなめ取ってしまうハナアブから花粉を守り、受粉効率を上げている。
豆果で長さ4~9cmの線形で無毛。
名前 花がアズキの花に似て、ツル性なので「ツルアズキ」。畑地ではなく藪に生育するとの命名。
メモ 栽培されるアズキ(小豆)の原種であるとされてる。

ヤブツルアズキ葉
葉は3小葉からなる
17/8/31 
ヤブツルアズキ花と葉
花と葉
16/9/6  
ヤブツルアズキ花
蕾と花
16/9/6 
ヤブツルアズキ花
奥に付くのが旗弁
17/8/31
ヤブツルアズキ花
竜骨弁はクルリとねじれる
17/8/31
ヤブツルアズキ花
 竜骨弁と右翼弁
17/8/31
ヤブツルアズキ花と実
豆果が付いてきた
16/9/6
ヤブツルアズキ花

16/9/6

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