分布 |
人家近くの山中に生える。馬場曲輪の北面にある。
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樹皮 |
樹皮は紫色を帯びた灰黒色で、縦に裂ける。短枝が発達して小枝は刺状になる。
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葉 |
葉柄は3~4.5cm、葉身は7~12cmの卵形、先は鋭尖頭、基部は円形。葉縁は細鋸歯、鋸歯の先は毛状。黄葉する。
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花 |
短枝の先に散形状の総状花序に3~4cmの白色の花が5~10個付く。葉とともに開く。花冠は径直3cm。萼片は狭卵形で腺状の鋸歯があり、内面には褐色の綿毛が密生する。花柄は3~4cm、雄しべは約20個、葯は紫色を帯びる。花柱および花弁は5個。
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実 |
果実は直径3cm以上の球形で、果序に1~2個つく。表面には円形の皮目が多い。酸味があり、じゃりじゃり。黄褐色に熟す。
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名前 |
梨の原種と言われる。
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メモ |
日本におけるナシ栽培の記録は、日本書記(720年)にあり、奈良時代には栽培していたと考えられる。
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