太田金山 樹木散歩

ヤマナシ(山梨)  バラ科
ナシ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
対生 高木 落葉 広葉 10m 4月

分布

人家近くの山中に生える。馬場曲輪の北面にある。

樹皮

樹皮は紫色を帯びた灰黒色で、縦に裂ける。短枝が発達して小枝は刺状になる。

葉柄は3~4.5cm、葉身は7~12cmの卵形、先は鋭尖頭、基部は円形。葉縁は細鋸歯、鋸歯の先は毛状。黄葉する。

短枝の先に散形状の総状花序に3~4cmの白色の花が5~10個付く。葉とともに開く。花冠は径直3cm。萼片は狭卵形で腺状の鋸歯があり、内面には褐色の綿毛が密生する。花柄は3~4cm、雄しべは約20個、葯は紫色を帯びる。花柱および花弁は5個。

果実は直径3cm以上の球形で、果序に1~2個つく。表面には円形の皮目が多い。酸味があり、じゃりじゃり。黄褐色に熟す。

名前

梨の原種と言われる。

メモ

日本におけるナシ栽培の記録は、日本書記(720年)にあり、奈良時代には栽培していたと考えられる。


ヤマナシ樹皮
樹皮は灰黒色で縦に剥げる
15/9/28
ヤマナシ蕾

16/3/31
 ヤマナシ蕾
沢山の花を付ける
16/4/8
 ヤマナシ蕾
花冠3cmの花が5~10個付く
16/4/13
ヤマナシ新葉
新葉
16/4/8
ヤマナシ花
花弁と花柱は5個、雄しべ約20個
17/4/21
 ヤマナシ葉
成葉では葉脈状に毛がある
15/9/28
ヤマナシ葉

15/9/28
 
ヤマナシ実
実は直径3cmほど
17/9/30
ヤマナシ実
ジャリジャリで食用には向かない
17/10/25
 ヤマナシ実
実と花芽、来春の花芽が膨らんでいる
16/11/26
ヤマナシ実と黄葉
実と黄葉
16/11/8
 

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