太田金山 樹木散歩

ズミ(酸実)  バラ科 
リンゴ属

葉の付き方 低木/高木 落葉/常緑 針葉/広葉 樹 高 花 期
互生 小高木 落葉 広葉 10m 5月

分布

日当たりの良いやや湿った場所を好み、山地の林縁や湿原などに自生する。大光院北側にある。

樹皮

樹皮は灰褐色で、縦に割れ目が入り、短冊状に剥がれる。新枝は紫褐色で毛がある。よく分枝し、枝を広く開出するので大きな樹冠を形成する。

葉柄は1~3cm、長枝に互生、短枝に束生する。葉身は3~13cmの狭卵形。先は鋭頭、基部は円形。細かい鋸歯がある。長枝に付くものは3~5中裂することもある。黄葉する。

白花を4~8個付けた散房花序を出す。花は2~4cm、花弁は5個、倒卵形で先端は円形、長さ1~1.5cm。雄しべは多数、花柱は通常3個、まれに4~5個。蕾は赤味を帯びる。

初秋に紅色または黄色に熟す。果実は0.5~1cmの球形のナシ状果。

名前

染料となることから染み(そみ)、あるいは実が酸っぱいことから酢実、とも。別名、コナシ、コリンゴ。

メモ 日光の戦場ヶ原湿原のス゛ミ群落は有名。湿原の保全のためス゛ミの駆除が検討されている。

ズミ樹皮
樹皮は灰褐色、縦に割れ目が入る
18/10/1
ズミ花
蕾は赤味を帯びる
17/4/17
ズミ蕾
少しづつ白っぽくなり
16/4/14
ズミ花
花が開くと白くなる、5弁花
16/4/14
ズミ花
満開、前橋市にて
18/5/26
 
ズミ葉

狭卵形と3裂する葉が見える
15/10/15

 
ズミ若い実

若い実
16/4/27
 

 
ズミ若い実
若い実
16/7/14
ズミ実
秋には、赤色または黄色に熟す、前橋市
18/10/1
ズミ実
小さなリンゴのよう、別名コリンゴ
15/10/14
ズミ黄葉
黄葉が始まった
16/10/14
 
ズミ黄葉
黄葉
16/11/20

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